知る人ぞ知るハードコアな漫画「アバラ」
最近の漫画はぬるい。漫画というかドラマとかあらゆるものがぬるい。
緻密な心理描写。二転三転するストーリー展開。
はっきり言って小細工だ。もちろん不必要とはいいきれないが。
なにか決定的な世界観が欠けている。
ということで、1年ぶりぐらいに漫画を買った。
ウルトラジャンプに連載されていた、ハードなSF「アバラ」上下巻である。
この漫画を読んだ人は、二極に分かれるだろう。
「なんじゃこれ、わけわからん。」と、「なんじゃこれ、わけわからんが・・・イカしてる。」
当然私は後者だが。(うわ、この表現使いたかってん)
元々、作者の弐瓶勉の「BLAME!」が好きだった。ここまで独特な世界観を作り出している漫画はそうあるものではない。正直、絵はわかりにくいところが多い。時々、描こうとしているものを表現しきれていない感がある。しかし、勢いがあるので大体伝わる。ストーリーは終始、置いてけぼりにされる。まあそこに興味をそそられるのだが。
とにかく、アバラはハードだ。最近のぬるい漫画とはぜんぜん違う。しょうもない心理描写やこざかしい伏線などない。建物がぶっこわれる、主人公の腕がもげる、人が死ぬ。与えられる情報は少なく、なんの説明もない言葉が羅列する。しかし、やはりそこがいい。
とりあえず、好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いだろう。
弐瓶勉の「バイオメガ」が再開される。ヤングマガジンからウルトラジャンプに飛んだ。(1年ぶりぐらいに)
こういう場合、すでに発売された1巻はどうなるのだろうか。また違う形で発売するのだろうか。
弐瓶勉はX-MENのサイドストーリー「ウルヴァリン:スニクト」を描いたことがある。で、それつながりで言っておくと、「X-MEN3」の邦題のサブタイトルが原題「The last stand」から「ファイナルディシジョン」に変わった。しょうもない・・・。いったい邦題って誰が決めるんや。どうせラストスタンドじゃ、ちょっとダサいとか勝手に思ってつけたんやろが。そうやとしたらダサいのはお前らのセンスじゃ、と言いたい。もう邦題なんかつくるな。無理やり原題で出せ。
あと、洋画の日本版イメージソングって、作品にひとつもかすってない。全然関係ないのが勝手にうたっとるだけやないか。もういらんことすな。
あれ、なんの話してたっけ?
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